観劇の会
[2013年第3回観劇の会(6月2日)]

 志村智雄作・出演「見えない船に乗って」報告


★去る6月2日(日)、観劇の会では、志村智雄会員の作・出演の「見えない 船に乗って」を文京シビック小ホールで観劇しました。

★今回は、幹事の私の都合で日程を決めさせていただいたので、西東京
稲門会の総会と重なり、前進座をご覧いただいた常連の方々や西東京の 方々のご参加が得られず、参加人数を心配しましたが、9人もの方々に ご参加いただき、ありがとうございました。出ずっぱりの志村会員で したが、「肩肘張らない演技」を楽しませていただきました。


★物語は、過疎化が進む東北の小さな漁村が舞台、合唱団を率いて町おこしに奮闘する兄と、いろいろな事情を抱える3人の妹の結びつきを中心に、我々の周りで、どこにでもあるような日常のテンヤワンヤ を通して、現代の問題にも迫る「風刺喜劇」。出演者の半分は「素人」 とのことでしたが、「玄人・素人」を一緒に演出する困難も感じさせないほどの「上出来?」だったと思います。

★「真夏座」の公演でしたが、終了後、恒例の懇親会に座長で演出・出演もされた池田一臣さん(昭和26年早大文学部入学で志村会員が師と仰ぐ方)や女優さん2人、志村さんと奥さんにもご参加いただき、賑やかで楽 しいひと時を過ごさせていただきました。

池田さんのあいさつ(手前左は志村さん) 左に同じ

★志村さんお疲れさま、参加いただいた皆さんありがとうございました。
                                (報告:穂積健児 写真:荒木彌榮子)



[2012年第2回観劇の会(6月3日)]

「清川虹子―泣いて笑った私の人生―」報告


★6月3日(日)の第2回観劇の会は、志村智雄さん(43法)の夫人、野間洋子さんが出演する「方の会」の演劇を楽しみました。銀座・みゆき館劇場は100人ほどの小劇場で、入り口には「満員御礼」の張り紙が貼ってありました。

★この日は生憎と観劇の会の常連の大方が早慶戦で応援のさなか。そのため4月に新しく会員になられた石井伸二さん(42法)、荒木彌榮子さん、荒木さんのお友達の安東久子さん、穂積の4人で、銀座みゆき館劇場で清川虹子の一生を描いた演劇に観入っていました。


★森繁、伴淳、山田五十鈴、宮城千賀子
と交友の広かった喜劇役者清川虹子の悲劇と喜劇、やさしさとおおらかさのあふれた舞台でした。お手伝いの「菊枝」役の野間さんも、出番が多く、各年代に対応した演技に「さすが」と思いました。 

野間洋子さん


★終了後、近くの喫茶店で、国立劇場に勤務され、歌舞伎役者に詳しい石井さんの話を聞きながら、しばし「演劇論?」を語り合い楽しいひと時を過ごしました。次回は、志村さん出演の「山椒大夫」の観劇会を12月に予定していす。 (報告:穂積健児) 



[2012年第1回観劇の会(1月20日)]
「金色夜叉」(志村夫人出演)鑑賞会報告

★今回は、小平稲門会会員志村智雄さん(43法)夫人、女優の『野間洋子』さんが出演される尾崎紅葉原作の『金色夜叉』を鑑賞する会(会場:両国シアターX)でした。


★当日はあいにくの冷たい雨でしたが、会場は熱気に溢れ、出演者の熱演に惜しみない拍手が送られました。

★構成・脚本・演出の原田一樹は、今大活躍の演出家。志村夫人も劇団からの出演依頼に即答でOKだったと話していましたが、なるほど新派大悲劇の尾崎紅葉の「金色夜叉」のイメージを大きく変える作品でした。


★野間洋子さんは、高利貸しを恨む少し頭の狂った奥様の役。普段のおっとりした雰囲気とは違った激しい演技に、さすがに女優さんは凄いものだと驚いたり感心したり、すっかり魅了されました。


★感激ひとしおの面々このまま解散も寂しいと、誰言うとも無く二次会へ。一献を傾けながらの演劇談義?2時間、今後の観劇の会の企画などにまで話が弾み、有意義な夜となりました。(報告:穂積健児)

[参加者]
伊藤順蔵・大島二典・馬場正彦・荒木彌榮子・穂積健児

♪BGM:Pachelbel[Canon]arranged by Reinmusik♪
表紙へ